睡眠というのは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった五感が全て休まっている状態を指します。悪臭のする部屋では気持ちよく眠ることは難しいでしょうし、煌々と明かりのついた部屋で眠ってしまってなんだか寝起きがすっきりしない・・・なんて経験は皆さんあるのではないでしょうか?
そして、よく眠るために感覚の中で大事なものの1つが「聴覚」です。爆音で音楽の流れている部屋では眠れませんし、新幹線などで眠ろうとしているのにまわりの話し声が大きくて眠れない・・・なんてことはよくありますよね。
睡眠に最適な音とは?
人は眠っている間も音が聞こえています。テレビをつけっぱなしで寝てしまった時、明け方テレビの音で起きてしまうのはそのためです。脳は眠っている状態でも、耳は構造上開いている状態ですので、音を受け入れてしまいます。
・・・それでは、どのような音の環境が良い睡眠につながるのでしょうか?
これに関しては諸説ありますが、眠りに入る「入眠時」には、まったくの無音状態よりも、わずかな音があったほうが良いという説が多いようです。わずかな音というのは、どんな音でも良いわけではありません。高音よりも低音。メトロノームのような規則的な音よりも、風の音のような不規則な音が良いといわれています。
風の音、海の波の音、小川の流れる音、森の木の葉の揺れる音・・・など、自然に近い音が眠りに良いといわれているようです。人間は何千年もこういった音の中で睡眠をとってきたのですから、たしかに当然のことかもしれませんね。
こういった入眠用の音源なども様々販売されていますので、寝つきが悪い方は試してみると良いかもしれません。・・・しかし、入眠時には最適と言われるこれらの音ですが、ずっと流しっぱなし・・・というのはよくないようです。
最適と言われるのは入眠後30分から1時間程度。リラックスできる音楽などをかけるのであれば、タイマーをセットして切れるようにしておくことをお勧めします。
騒音が気になる場合はカーテンなどで対策を
家の近くが大きな道路であったり、線路の近くであったりして、眠りがどうしても浅くなる・・・という方もいらっしゃいますよね。
そんな時は、音を妨げるグッズを使うのも手です。手っ取り早いのが耳栓。100円ショップでも手に入りますので、手軽に防音ができます。家自体とどうにかしたい!という場合は、窓を二重窓にしたり、防音効果の高いカーテンをつけてみる・・・という手もあります。
睡眠は時間的に人生の大きな割合を占めます。ぐっすりと心地よい睡眠時間が取れるように、工夫をしてみてくださいね。もちろん!お布団や枕などの寝具を自分にあった眠りやすいものにすることが1番。自分にあったオーダー枕や、寝姿勢を正す寝具など、眠りの質を良くする寝具が多数ございますので、お気軽に半ざむまでご相談ください。