こんにちは、半ざむの佐保田です。久しぶりのブログ更新となります。どうかお付き合いください。
少し前になりますが、はるばるアイスランドまで羽毛の宝石と呼ばれるアイダーダウンの視察&買付に行ってきました。その時の体験記をお伝えしたいと思います。当時はバタバタしていてブログに書きそびれてしまいましたのでこの機会に書いておきたいと思います。
このページの目次
極上の羽毛、アイダーダウンのためにアイスランドまで
長くなりそうなので何回かに分けて掲載させていただこうかと思います。内容が全然まとまっていないので徒然なるままに・・・
さて、アイダーダウンとはなんぞや。ということに触れなければいけません。アイスランドのアイダーダックから採れるアイダーダウンというと知る人ぞ知る羽毛の原料です。世の中に数ある羽毛の頂点といっても過言でありません。とにかくどの羽毛よりも軽くて暖かい。
暖かさ、耐久性、希少性、どれをとっても超一級です。金額も超一級ですが(笑
別名羽毛のダイヤモンド…保護鳥だからこその希少さ
特に今回行って感じたのは希少性がずば抜けているなと。
別名「羽毛のダイヤモンド」と呼ばれています。
その理由は、採取される量が他のダウンに比べ圧倒的に少ないんです。年間約2000kgが採取できるそうです。2013年にアイスランドに行ったのですが、その年の羽毛原毛輸入量は日本全体で約3,750,000kgでしたから羽毛原料全体の内のたった0.5%になります。
もの凄く希少ですよね。
また、どうしてこれしか採れないのかというと・・・
アイダーダックは保護鳥とされいるのでアイスランド国では、「飼ってはいけない。触れてもいけない。」とされているとのこと。
まさにド天然ものです。だから必然的に数が少ない。
しかも!
アイスランドの厳しい環境の中で育ったアイダーダックは、極寒の地で卵をかえすために自らの胸の綿毛(ダウン)を使って巣をつくります。その後にヒナ烏が巣立った巣から羽毛を採取することが許されます。一つの巣からはわずか15gしか取れません。
15グラムです。たったの15グラム。
一般的な羽毛ふとんに必要な羽毛の量は約1.3kgほどなので、1.3kgの羽毛ふとんを作ろうとすると100近い巣からその原毛を集めなくてはいけません。ものすご~く大変な作業です。
雛の巣から羽毛を採取。鳥に優しい布団です。
一般的な羽毛ふとんは食肉用の鳥から採れる副産物の羽毛でできています。要はお陀仏いただいた鳥さんから羽毛を頂いているのですが、アイダーダウンはひなが巣立った巣からもらっているので、鳥さんにとって、非常にやさしい。これはアイダーダウンを採取してる人にとってもメリットがあります。ヒナは大きくなってまた巣を作りに来てもらわなければいけませんから。
これぞ「奇跡の共生」といえると思います。これは本当に感動しました。
現地でこっそり撮影してきたアイダーダックとその巣です。写っているのは雌です。
ビックリさせないように岩陰からパシャリ。
年間でも2000kgしか取れない貴重なダウン。日本に輸入され、皆様のお手元に届くのは本当にわずかな生産量の中のひとつなんです。
使うことがアイダーダウンの保護にも
この事実を通して直接現地に行って、見て、話を聞いて、実際使ってみて思ったのは、「アイダーダウンのこの素晴らしさを伝えなくては!」ということです。
悲しいことにアイダーダウンもその他の動物たちと同じように数が減り続けているそうです。
アイダーダウンの素晴らしさを伝え、使って頂ける方が増えることでアイダーダウンの保護につながればと思っています。
こちらの写真はキングアイダー社の社長と撮らせて頂いた1枚。
アイスランドでは2社しかないアイダーダウンを採取することを許可された会社です。
さてさて、今回はこのくらいにしておいて次回にまたお伝えしていきたいと思います。。
→本物のアイスランド産アイダーダウンを求めて…アイダーダウン紀行②を見る