製品寿命が切れたマットレスを使い続けるとどうなる?寝姿勢が崩れて腰痛を引き起こした場合の典型例と解決策

公開日:
更新日:2022年02月19日
宮下
こんにちは。スタッフ宮下です。
今回は、宮前区からお越しのE様(女性)の事例についてご紹介します。

E様からご相談いただいたのは、

「朝起きて腰が痛いんだけど、少しすると治るのはマットレスのせいよね?」

という内容でした。

さらに聞くと20年もボンネルコイルのベッドマットレスをご使用とのこと。

腰部分が柔らかくなり、そこが凹んだ状態が不快でセミダブルのベッドマットレスの端で寝ているとこのこと。

体を休めるために寝ているのに、かえってストレスが溜まっている状態になってしまっているようでした。

またベッドフレームは問題なく使用しているとのことで、今回はマットレスのみの交換をご希望でした。

製品寿命を過ぎたベッドマットレスを使用することで寝姿勢が崩れて、腰痛を引きおこします

今回の事例は製品寿命を過ぎたベッドマットレスを使用することで寝姿勢が崩れて、腰痛を引きおこした典型例だと言えます。

E様の骨格タイプは小柄で背中からお尻に掛けてのカーブが少ないタイプでした。

こういった体型の方は腰部分が沈みやすいマットレスだと腰椎の角度がきつくなりすぎて腰痛を誘発しやすくなる傾向があります。

ですから人一倍ベッドマットレスの状態に気を使わなければならない骨格だと言えます。

E様の正常な状態な腰椎の角度のイメージ
E様の正常な状態な腰椎の角度のイメージ

E様が20年使用したマットレスの腰椎の角度のイメージ
E様が20年使用したマットレスの腰椎の角度のイメージ

腰椎の角度が不自然なまま寝てしまうと筋肉が緊張した状態になり腰椎を引き起こしてしまいます。製品寿命がすぎるとこんなことになってしまいます。

「朝起きて腰が痛いけど、しばらくすると治る」という方はマットレスの製品寿命が過ぎている場合が多いので10年以上マットレスをご使用の方で朝起きて腰が痛い方はマットレスの見直しをおすすめします。

ベッドマットレスの一般的な製品寿命は約10年

ベッドマットレスの一般的な製品寿命は約10年と言われています。

当店も西川やシモンズのベッドマットレスを扱っていますが日々お客様との会話やベッドマットレスを回収して状態を確認している経験で言わせていただくと、実際のところの製品寿命は10年から良い物で15年といったところです。

それなりにいいお値段を出して購入したベッドマットレスでも15年を過ぎると著しく機能低下を起こしているように思います。20年使用していると体の不調を訴える方が多いです。

ベッドマットレスを「一生ものだから」といっているお店もあるようですが、とんでもない話です。
ご購入の際はお気をつけください。

ただ極端に安いマットレス、例えばネット通販などでシングルサイズ送料込みで3万円以下のようなタイプはコスト重視で製造されているケースがほとんどでしょうから10年は持たないでしょう。(あくまで私見ですのでご容赦ください)

当店にも「腰が痛い」「体がバキバキで辛い」と悩みを持ってこられる方が多いですが、ネット通販などで超低価格で買ったベッドマットレスをご使用の方の割合が高いように思います。

しかも大体が使用期間5年以下で体に不調を訴えている方ばかりです。

お買換えの際、よくベッドマットレスを回収するのですが、商品の見た目はしっかりしているのですが肝心の中身のコイルがヘニャヘニャな物も多々見受けられます。当初は良かったという声が大半ですが耐久性に難があるように思います。

マットレスは健康に直結するので「安ければ安いにこしたことはない」かもしれませんが、健康を害することでイライラしたり、プライベートや仕事に支障をきたすこともでてくるかと思います。

睡眠はご自分の健康管理への投資と捉えて、できるだけ良いマットレスを使うことをおすすめします。

イタリアでは、

「ベッドは最良の薬」
’O lietto e ‘a meglia mmericina

ということわざもあるぐらいです。

ただ人って健康を損なってはじめてマットレスの重要性に気付くことがほとんどですから、こればかりは仕方がないことかもしれませんね。

まずは自分に合ったマットレスの硬さを選ぶこと

E様の話のつづき。

マットレスの硬さについて。マットレスを選ぶ際に「硬さ」は重要なテーマかと思います。

一般的にはE様のような小柄な方ですと柔らかいマットレスを勧められることがあるかと思います。お店によりますが、体重が軽い方は柔らかめ、体重が重い方は硬めといったマットレスといった感じです。

これは今でも各メーカー、問屋さんがBMIを目安にしたマットレスの硬さ選びを推奨していますので、色々なお店でそのようなことがあるかもしれません。

「体重を基準にマットレスの硬さを選ぶ」

ごくごく当たり前のような感じがします。

しかしそれは一面的な見方でBMIだけで判断してしまうと間違ったマットレスを選択してしまう可能性があります。

なぜなら人によって骨格が異なるからです。

E様のように小柄で体重が軽い方でも背中からお尻にかけてのカーブが少ない「フラットタイプ」の方は腰椎の角度を浅くキープできるマットレス、つまり硬めのマットレスでないと腰痛になりやすい傾向があります。

また逆に体重の重い方ですと、BMI基準だと硬めのマットレスを勧められる事が多いかと思います。

しかし体重が重くても、背中からお尻にかけてのカーブのきつい「そり腰タイプ」の方は、腰椎のカーブがきつめです。ですから硬めだと腰椎の角度が自然になりませんので腰痛になりやすいです。

骨格的には標準タイプのレギュラーの硬さの方がより合う傾向がありますので、マットレスの硬さ選びの参考になさってください。

フラットタイプの骨格イメージ
フラットタイプの骨格イメージ

そり腰タイプの骨格イメージ
そり腰タイプの骨格イメージ

半ざむが重視している「骨格」「寝姿勢」「お客様の体感覚」

我々は体重もマットレス選定の基準に少しだけ加味しますが、最も重要視しているのは「骨格」「寝姿勢」「お客様の体感覚」の3つです。

人それぞれ骨格は異なりますから体重だけでマットレスを選ぶとマットレス選びを失敗しやすくなります。

半ざむでは、実際にお客様の骨格のタイプをチェックして、合うであろうマットレスをご予算に合わせて何タイプかチョイスします。

そしてその中からじっくり試し寝をしていただきながら寝姿勢をチェックします。それからお客様の体感覚を聞き取りながら最適な一枚をチョイスしていきます。

前述しましたが、今回のE様のケースで言うと骨格タイプはお尻から背中にかけてのカーブが少ない「フラットタイプ」でした。こういった方の場合、腰椎のカーブの角度が浅く、仰向け寝の時にお尻の沈み込みが少ないハードなタイプがフィットする傾向があります。

また正面から見ると骨盤がせり出しておらず、肩幅も広くないので横向き寝の際も肩、腰部分の沈み込みがそこまで必要ないであろうと判断しました。

そこで今回は以下、3点を試し寝していただきました。

  1. 昭和西川 ムアツ2フォーム110 セミダブル 90,000+税
  2. 西川 エアーSi ハード セミダブル 115,000+税
  3. 西川 整圧マットレス デラックス セミダブル 120,000+税
  4. 西川 エアーSX 三つ折り・ハード セミダブル 240,000+税

※店舗での寝比べはシングルサイズのみになります。

関連:muatsu Sleep Spa(ムアツスリープスパ)
関連:整圧マットレス

3点ともE様の骨格タイプの方にフィットしやすいタイプのマットレスです。

寝心地だけでなく価格がそれぞれ異なり、お客様のご予算に合わせてチョイスしていただけるようにしました。

マットレスをご検討されている方で「そんなに高額な物は買えない!」という方でもできるだけご予算に合わせてご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。

当店ではシングルサイズベースで19,800円、29,800円、38,000円、55,000円~などなど幅広い価格でウレタンマットレスを品揃えしています。

先日もわざわざ品川から西川(旧西川リビング)のRAKURA(ラクラ)というマットレスの三つ折りタイプをご購入にご来店いただきました。

こちらの商品も29,800円+税で販売しております。シングルサイズは、在庫しておりますので当日お持ち帰りが可能です。関東近県で取扱店舗が少ない商品も揃えていますので遠方からのお客様も多いですよ。

マットレスは試し寝・寝比べをして選ぼう

マットレス選びにおいて試し寝、寝比べに勝るものはなし

今回は、広い畳敷きの部屋でゆっくりじっくり試し寝、寝比べしていただきました。
結果、③の西川のエアーSXの三つ折りタイプをお決めいただきました。

エアーSXの三つ折りタイプ

決定の要因は「腰の角度が一番ラク」「あたりがソフト」ということでした。

エアーSXの硬さがE様によくフィットし腰椎の角度が自然で「腰がとってもラク」とのこと。エアーSXの三つ折りタイプは五層構造になっています。

下の画像は4層になっていますが、これにエアーサイクロンという立体構造のパッドが最下層にはいっています。

エアーサイクロンという立体構造のパッドが最下層

5層構造が今までにないほどの寝心地
この5層構造が今までにないほどの寝心地を生み出してくれています。とにかくズバぬけて寝心地がいいんです。皆さん寝比べると必ずといっていいほどこの商品を気に入られます。(値段が気に入らない方もいますが・・)E様にとっても最適な寝姿勢がとれていました。

また「あたりがソフト」という点に関しては画像の上部の山になっているところの黒い部分はContact layerコンタクトレイヤ―とあります。

この部分が新素材のFles Foam フレスフォームという低反発枕にちかい素材が使用されています。この素材があるおかげであたりがソフトになります。

最近はムアツやエアーのように突起状のウレタンフォームマットレスのあたりが「硬い」と言われる方が増えてきたように思います。
このエアーSXは、それを解消してくれるのも人気の所以かもしれません。

さらにエアーSX三つ折りタイプの下層部はエアーサイクロンという立体構造のパッドがはいっています。

このパッドがあることで上部のウレタン部分で受け止めた圧を逃してくれるので体が楽になります。

エアーサイクロンが入っていないエアーSXののべタイプと寝比べるとその差は歴然としています。

金額的にも大分開きがあるにも関わらず当店で三つ折りタイプの方が販売台数が多いのはまさにエアーサイクロンの存在にあるといえます。
半ざむ本店のair取扱いラインナップ

ということで4種類のマットレスをじっくり寝比べていただき、ご納得して購入いただけました。

宮下
後日談ですが、「寝起きの腰痛もすっかりなくなりました!」「早く、相談にくればよかった」と大変うれしいお声もいただきました!
E様ありがとうございました!

また当店ではPayPay(ペイペイ)での決済が可能です。比較的高額なお買い物に該当するのでポイントは大きいかと思います。

現在LINE Payラインペイも申請中です。2019円10月よりキャッシュレス・消費者還元事業が始まります。PayPayなどの決済事業者自体のポイントに加えて5%のキャッシュバックが政府よりあります。

またキャッシュレス事業者単体のキャンペーンも併せて行われることが予想されますので寝具をご検討の方は、10月以降でお買い物されるとお買い得です。ペイペイの利用でポイントとキャッシュバックで最大約9%の還元になるのは大きいですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また、当店は「マニステージ川崎」としての営業も行っており、マニフレックス製品をフルラインナップで取り揃えております。
是非下記ページもマットレス選びにお役立てください。

マニフレックス(Magniflex)マットレスの試し寝は「マニステージ川崎」半ざむまで

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■ 東京西川チェーン 寝具専門店半ざむ (法人番号:3020001075400)

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