こんにちは。半ざむの平子です。
今回は腰痛が辛くマットレスの買換えに来られたN様の事例をご紹介します。
都内からお越しのN様、腰痛が辛くマットレスの買換えに来られました。
現在は某大型家具店のポケットコイルマットレスをご利用で8年使用したところ、腰の部分がたわんで、そのせいで明け方腰が痛くて目がさめてしまうそうです。
そのせいか日中も眠気があり、腰痛も辛くて、居ても立っても居られないとのことでした。
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腰の痛みの原因は長年使ったポケットコイルマットレス?
N様のような事例でご来店されるお客様は多数いらっしゃいます。
マットレスのヘタりに長年気が付かない
毎日のように使っているマットレス、敷きふとんですのでヘタりを感じにくいと思います。
お客様の寝方や体系、日々の使い方や湿気、商品の品質によって変わりますが商品にはおおよその耐久年数があります。10年前後のものから2~3年など大幅に違います。
もちろん使えなくなるわけではなく、ヘタりも感じていなく長年ご使用の方も多くいらっしゃいます。
ヘタっているマットレスを長年使い続けると何が悪いのか
ヘタったマットレスを長年ご使用すると、寝返りの回数が多くなったり、逆に寝返りが打ちづらく極端に回数が少なくなったりします。あとは、肩や胸が開かず巻き肩のままで呼吸がしづらく酸素量が少なく血行が悪くなります。
このような状態で寝ていることで睡眠の質が低下し続けていきます。睡眠の質が低下すると生活習慣病や、記憶力、判断力、集中力も低下し気分が落ち込みうつ病になるリスクも高まりやすくなってしまいます。
ただ現状、腰が痛い、肩こりがひどいなどの症状が出た方が買い替えのご検討をされるのがほとんどです。
また、新しくマットレス、敷きふとんをご購入されたお客様でも症状が出る方もいます。
一つは、長年きちんとした寝姿勢が取れていない状態で寝ていた方が、寝姿勢を整える時にそのような症状が出てしまう場合がございます。ただ一過性のものなのでその後すぐに腰痛や肩こりが緩和されるのがほとんどです。
もう一つは体系、骨格によるものでお客様に合っていないマットレス、敷きふとんをご使用されているときです。
骨格タイプ・体型・現状の睡眠状況からウレタンマットレスグループをご提案
N様の骨格は少しお尻から腰が湾曲している骨格タイプで中肉中背の40代男性です。
お尻から腰が湾曲していることでどうしても腰に隙間が出来てしまいます。
このように人それぞれ体格、骨格の違いがあります。
マットレスを安易に選んでいないか
マットレスを選ぶ際によくあるのが、あなたはがっちりしているからハードタイプのマットレス、あなたは細身なのでソフトタイプのマットレス、そのほかに身長、体重、BMIによって振り分けて選ぶ方法です。多くの店舗ではこの基準に重きを置きご提案しているのが常です。
一つの基準としてはいいと思います。
でも本当にそれだけで選んでいいのでしょうか?
実際に寝ていただき腰の隙間チェック、骨格チェックなど寝姿勢をチェックすると、それでは不十分な事に気づかされました。
何点か質問させていただき、分析したところ、腰痛の原因は単純にマットレスの使い過ぎが原因のようです。ポケットコイルマットレスを長年使用することにより、金属部分が摩耗してしまいキチンとした寝姿勢を維持できなくなった結果、腰部分に圧力が余計にかかってしまった結果が腰痛につながったようです。
今回、当店にご来店いただいたのは、以前使用していたムアツふとんの調子が良かったからとのことでした。またメジャーリーガーの大谷選手が使用しているマットレスである西川のエアーも気になっていたとのことで、同時に試せる店は他になかったとのことで電車を乗り継いでお越しいただきました。
N様の場合ですと通常ハードタイプになります。
ムアツふとん、エアー、整圧ふとんを試して寝ていただきました。
気に入っていただいたのは整圧ふとんと大谷選手が使用しているエアーでそれぞれレギュラータイプ、ハードタイプを試していただいたところ、骨格がきつくはないですが「反り腰」タイプの為レギュラータイプの方が腰の収まりもよく、N様ご自身もレギュラータイプの方が良いとのことでした。
それに加え従来のムアツふとんに比べて整圧ふとんや大谷選手使用のエアーは、支える点の数を増やしウレタンにスリット構造を加えることで、支え感、フィット感が増しています。N様も寝返りのしやすさ、仰向き、横向きでの安定感とフィット感を気に入っていただき最終的にエアーに決めていただきました。
ウレタンマットレスに替えてからの効果と使用感の変化
N様がウレタンマットレスを使い始めてから数週間が経過しました。購入後に再度お話を伺ったところ、以下のような効果が確認できました。
- 腰痛の改善:朝起きたときの腰の痛みが大幅に軽減し、目覚めの状態が良くなった。
- 睡眠の質の向上:睡眠中の中途覚醒が減り、深く眠れるようになったと実感。
- 日中のパフォーマンス向上:眠気に悩まされることが減り、仕事にも集中しやすくなった。
N様は「もっと早く買い替えれば良かった」との感想をお持ちです。
より良い寝心地を得る当社オリジナルのベッドパット
最終的に決める大きな要因の一つは当社オリジナルのベッドパットでした。
N様は軽い反り腰でしたが、ご来店いただけるお客様できつい反り腰のお客様もおられます。
腰からお尻にかけてカーブがしっかりある方は、腰椎から仙骨にかけての厚みをマットで吸収しきれないことがあります。
そんなお客様には特に効果を発揮するのがオリジナルのベッドパットです。
一枚挟むことでより安定感が出ます。3種類の厚みがありお客様によって厚みを変えることでよりお一人お一人にあった安定感、フィット感が出ます。
N様はそこまで反り腰がきつい訳ではなかったため、1.0キロタイプのベッドパットを選んでいただきました。
N様のように辛い症状でご来店されるお客様は多くご来店されますが、まだまだマットレスのヘタりを気にされていない方も多く、まくらが原因と思う方が多いです。
身体全体、まくらが乗っているのはマットレスです。土台も気にして見てみてください。
当店はノンコイルマットレス(スプリングコイルを使っていない)の専門店になります。
西川のエアー、ムアツ、整圧や高反発のマニフレックスなどウレタンマットレスが主になっております。
スプリングマットレスはどうしても中に湿気、ほこりがたまりやすくダニの繁殖も多くなり衛生面の心配がございます。その他に処分される時は、側生地とスプリングを分ける必要があり、スプリングはリサイクルなどが難しく環境への負荷が多くある為です。
ウレタンマットレスは物にもよりますが、埃やダニの問題も少なく、環境への負担も少ないです。「ウレタンはヘタりやすい」などの声や考えなどあると思いますがそれは違います。
もちろん安価なものであれば早くヘタりますがそれはスプリングマットレスも同じことです。
今は10年使えるウレタンマットレスも多々出ております。
なので色々な観点からノンコイルマットレスの取り扱いのみにしました。
マットレスをしっかり選びたい、睡眠の質を上げたいなどお考えの方は是非一度ご相談ください。実際に試していただけますのでお気軽にご来店ください。
お客様のよくある質問(Q&A)
Q1. ウレタンマットレスはヘタりやすいのでは?
A: 確かに初期のウレタン製品ではヘタりやすいものもありましたが、現在は技術が向上しており、10年以上使用できるものが多数あります。当店が取り扱う製品も耐久性の高いものばかりです。
Q2. ポケットコイルとウレタンの違いは?
A: ポケットコイルは独立したスプリングが体を支えますが、ウレタンマットレスは体圧を均等に分散します。腰痛改善にはウレタンのほうが効果が高い場合が多いです。
Q3. マットレス選びで失敗しないコツは?
A: 店舗で実際に寝姿勢をチェックすることが一番の近道です。骨格や寝姿勢に合ったマットレス選びが、長期的な健康につながります。
ウレタンマットレスのメンテナンスとお手入れ方法
- 湿気対策:ウレタンは通気性が良いですが、長時間の使用で湿気がこもることもあります。一週間に1回程度は立てかけて風を通してあげる事で、より長持ちします。また、除湿シートの併用もおススメです。
- シーツの洗濯:衛生を保つため、マットレスシーツは2~3ヶ月(一週間~2週間)ごとに洗濯するのがおすすめです。
- ローテーションの必要性:ウレタンマットレスはローテーションの必要がない場合が多いですが、3つ折りの製品の場合ローテーションをする事でより長くお使いいただける場合がございます。製品に応じた説明を確認してください。
快適な眠りが健康生活の鍵
N様の事例は、長年使用したマットレスが健康に及ぼす影響を再認識させてくれました。ポケットコイルからウレタンマットレスへの買い替えが、腰痛改善と睡眠の質向上に貢献しています。マットレスは単なる寝具ではなく、健康を支える重要なツールです。ぜひ一度、ご自身に合ったマットレスを見つけに当店にお越しください。