こんにちは。半ざむ3代目、スリープマスター、睡眠改善インストラクター、カビ・ダニ測定技能士の佐保田です。
今回は、当店でもご依頼急増中のウレタンマットレスのクリーニングついてお伝えします。
丸ごと水洗いウレタンマットレスクリーニングのご紹介
この時期になると当店のウレタンマットレスクリーニングのご注文が実店舗・ECサイト経由で大変増えます。関東地方だけでなく近畿地方の方からもクリーニングのご注文をいただいています。
ご紹介サイト https://www.hanzam.org/mat-cleaning.php
ご注文ECサイト https://hanzam-shop.com/products/mattress-cleaning
マットレスをクリーニングすることで以下の汚れを綺麗に洗い流すことができます。
- ダニの死がいやフン
- 汗
- 皮脂油
- カビ
- 尿
- 細菌・雑菌
- 花粉等
- フケやアカ
睡眠の質を良くして健康な生活を送りたいという方は是非ご利用いただきたいと思います。
持込・通販対応どちらも可能です。
クリーニングのご要望で特に多いのが西川さんのAIRです。ベッドマットレスタイプ(厚み約14cm)は洗えないことはありませんが、送料がとんでもなく高いので受付しておりませんが、AIR SXの三つ折りタイプ(厚み11cm以下)の厚みまでならクリーニングの承りが可能です。
その他のウレタンマットレス、例えば昭和西川さんの「ムアツ」マニフレックスさんの「メッシュ・ウィング」「サスティナブルウィング」グリボーさんの「モットン」などクリーニング実績があります。
注意が必要なのがマニフレックスさん製品の三つ折りタイプ(ウィングタイプ)でもMF(マインドフォーム)が入っている「DDウィング」はクリーニング・乾燥の工程でMFが硬くなってしまう現象が禍過去にありトラブルになったためクリーニングを承っていませんのでご了承ください。「メッシュ・ウィング」「サスティナブルウィング」はクリーニングが可能です。
クリーニングする理由は?
クリーニングの理由の第一位は圧倒的に「カビ」です。
ウレタンマットレスはフローリングに敷きっぱなしにしてると、マットレスと床の間が結露してしまうことでカビが生えてしまいます。また酷いケースになるとフローリングや畳が痛んでしまうので定期的に風を通して乾燥させるのと「除湿シート」の使用がマストです。家庭用乾燥機や陰干しで乾燥させる手間を惜しんだり、除湿シートの使用をしてなかったりするとけっこうな確率でカビますので注意が必要です。
また側生地についてしまったカビはクリーニング&乾燥の工程で死滅しますが、カビ跡はどうしても残ってしまいますので予めご了承お願いします。
クリーニングの理由の第2位は「尿」です。
人間・ペット両方ですが、特にペットの尿が多いです。こちらは季節問わずクリーニングのご要望が多いです。尿が心配な方にはマットレス用の防水シーツをおススメしてます。
クリーニングの理由の第3位は「嘔吐」となります。
特に小学校や保育園で「菌」を貰ってきやすいシーズンに多いです。
「尿」と「嘔吐」はクリーニング工場によっては受付不可の場合もあるので必ず事前にお知らせください。因みに当店は2か所のクリーニング工場を使い分けることで「尿」「嘔吐」のクリーニングの受付も可能ですのでご安心ください。
今回のコラムでは上記のクリーニングのきっかけ以外にも、是非マットレスをクリーニングしていただきたい理由をご紹介いたします。
マットレスの清潔性と睡眠の質の関係について
単純に見た目として「汚れたから」クリーニングする以外にも以下の理由により定期的なマットレスクリーニングをおススメしたいです。
ウレタンマットレスですが「清潔」か「不潔」かによって睡眠の質を大きく左右するという点を是非お伝えしたいと思います。
昨今はストレスの増加や持病などにより睡眠に不満を持つ方が3人に1人と言われています。
そういった方々は何らかの「睡眠障害」を抱えているケースもあります。主に以下の4つが挙げられます。
①入眠障害
布団に入ってから30分~1時間以上寝付けず、そのことで生活に支障をきたりしたり苦痛に感じている状態。
②中途覚醒
一度眠りについて翌日起床するまでの間に何度も目が覚めてしまい、すぐ寝付けないか寝付けても熟睡できない状態。
③早期覚醒
目覚めたい時間の2時間以上早く目が覚めてしまう状態。高齢者にありがちです。
④熟眠障害
熟睡したという実感がなく、起床後に睡眠が足りないと感じる状態
以上の4つが具体的な睡眠障害ですが、寝具が不潔な状態だと4つのいずれかのパターンに陥りやすくなります。
特に注目したいのがダニアレルギーを持つ方です。
ダニアレルギーがもととなる具体的な疾患
- アレルギー性皮膚炎
- 気管支喘息
- アレルギー結膜炎
- アレルギー性鼻炎
こういった症状を持つ方は、寝室とマットレスのお手入れをしていないと疾患が悪化しやすい状態です。
アレルゲンとなる物質(ダニの死骸・フン)とダニのエサとなる人の皮膚やホコリが寝室に充満していますから上記の睡眠障害4点のうちのどれかに陥りやすくなります。
- アレルギー性皮膚炎 → 身体がかゆい
- 気管支喘息 → 咳がでる
- アレルギー結膜炎 → 目がかゆい
- アレルギー性鼻炎 → 鼻水がでる
せいで寝付けない(入眠障害)、目が覚める(中途覚醒)、早く目覚める(早期覚醒)、寝た感じがしない(熟眠障害)などです。
特に敷ふとんやマットレスは家庭内で一番ダニが多い場所です。定期的にクリーニングに出す、乾燥させる・掃除機をかけるといった対処が必要です。
特に6月から8月はダニの繁殖のピークとなりますので、この時期にしっかりとお手入れをする必要があります。
また、ダニ同様にカビも6月~9月に増加が目立ちます。カビを吸い込むことでアレルギー症状が起きるのです。症状としてはダニと非常に似ていますが
- 湿疹やかゆみ
- 咳
- 鼻炎
- 結膜炎
- 呼吸困難
などの症状がそうです。
寝具がダニやカビでいっぱいの状態ですと快眠どころではなくなってしまいますので定期的なお手入れが必要です。
詳細は以前の私のコラム「ダニアレルゲン対策:睡眠不足を防ぐための寝具お手入れ」を読んでいただければと思います。
最後になりますが、カビダニ対策として超おススメなのが「定期的にクリーニングにだす」ことです。
私自身は、アレルギー症状が出やすいので1週間~2週間に一度、マットレスに直接掃除機をかけていますが、より強力なのが「定期的にクリーニングにだす」ことです。
ダニの繁殖のピークが6月~9月です。ダニの寿命は約3か月なので9月~11月には何もお手入れをしてないとダニの死骸とフンといったダニアレルゲンだらけになっています。
ですからクリーニングの時期としておススメなのは10月前後です。
ダニアレルゲンだらけの寝具で眠っていると「百害あって一利なし」です。
以上の理由から「睡眠の質をあげる」「免疫力をあげる」うえで、マットレスの定期的なクリーニングをおススメいたします。
・当店のクリーニングの詳細はコチラから。
https://www.hanzam.org/mat-cleaning.php
・クリーニングのネット注文はコチラから。
https://hanzam-shop.com/products/mattress-cleaning
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆様が「ぐっすり眠って」元気に幸せな日常が過ごせますように!